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氷川丸憧憬の旅路1 プロローグ

ドラマ「Japanese Americans」を見てからじっくりと見てみたいと思っていた氷川丸。

ドラマ内では第二次世界大戦の開戦直前にシアトルから日本へ渡る最後の便として登場していました。

先日(2012.10)ようやく見学できたので船内の模様を旅行記のようにじっくりとUPしていきたいと思います。

※撮影機材:Canon EOS5DmarkII+EF17-40F4L。

毎週土曜日にこそこそとUPしていきますのでよろしくお願いします。





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〜日本郵船氷川丸〜

昭和5年にシアトル航路用に建造された貨客船です。
当時の最新鋭大型ディーゼル機関を搭載し、水密区画配置など先進の安全性を誇っていました。

一等客室にはフランス人デザイナーによるアールデコ様式の内装が施され、太平洋戦争前には、秩父宮ご夫妻、チャーリー・チャップリンをはじめ、約1万人が乗船しました。

その後、戦雲ただならぬ中、政府徴用船、および海軍特設病院船となり、終戦までに3回も触雷しましたが、日本郵船の大型船では唯一沈没を免れたのです。

戦後も引き続き病院船のまま復員輸送に従事し、昭和22年に復元工事で貨客船に戻り、国内航路定期船、後に外航不定期船、昭和26年8月からはシアトル・ニューヨークおよび欧州航路定期船に就航しました。

昭和28年には内装をアメリカンスタイルに改装し、シアトル航路に復帰、フルブライト留学制度での渡航者約2,500人を含む乗客、約1万6,000人を輸送し、活躍しました。

昭和35年、船齢30年に達し、同10月シアトル、バンクーバーから神戸に寄港、係留地横浜への回航を最後に第一線を退きました。

太平洋横断254回、船客数は2万5千余名。

(日本郵船HPより)





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建造所 : 横浜船渠(株)(現 三菱重工業(株)横浜製作所)
全  長 : 163.3メートル
総トン数 : 11,622トン
主  機 : B&W複動4サイクルディーゼル機関 2機2軸
スピード : 18.38ノット
船  客 :
一等 79名
二等 70名
三等 140名
合計 289名





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それではこんなトランクを持ってシアトルへの旅に出発しましょう。





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船内へ入っていきます。

(つづく)

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Category : [特集]日本郵船氷川丸 / Posted by : 雅也 2012.10.20 Saturday 09:19 


氷川丸憧憬の旅路2 一等客室

 横浜港を出てシアトルまで12日間の長旅です。

シアトル航路(Pacific Northwest)は荒れる航路で有名だったとのことで氷川丸などシアトル航路用に作られた船は船体の外板が特別に厚く作られているそうですよ。



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長い通路を歩いて客室へ向かいましょう。





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こちらが一等客室です。

横浜-シアトルの一等運賃は当時$250(500円)。

当時は1000円で家が一軒建つと言われていた時代なので現実的ではない半端なく高い運賃ということがわかります。

それでも氷川丸は豪華客船の部類ではなく、料金設定の安い貨客船でした。

客室それぞれの料金は
1等$250
2等$130
3等$60
となっていて、一等と三等の格差は非常に大きなものだったのです。

(つづく)
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Category : [特集]日本郵船氷川丸 / Posted by : 雅也 2012.10.27 Saturday 13:45 


氷川丸憧憬の旅路3 一等特別室

 
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船内で一番豪華なお部屋、数々の著名人が宿泊した一等特別室です。





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昭和7年5月発航の第11次航海では、日本から帰国する喜劇王チャップリンが乗船しました。
喜劇王が乗船したという事は宣伝になるので、ライバルのカナダ太平洋汽船などと争奪戦を繰り広げ、ついに氷川丸に軍配があがりました。
チャップリンは天ぷらが好物という事だったので日本郵船では司厨員をチャップリンが贔屓にしていた天ぷら屋に派遣して勉強させたそうです。

チャップリンはその天ぷらをこちらの部屋でいただいたそうです。





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昭和12年9月発航の第47次航海ではイギリス国王ジョージ7世の戴冠式に天皇陛下の名代として出席された秩父宮夫妻が御乗船になられました。
日本の国際的な孤立の深まる中での皇族の乗船という事で、関係者一同はかなりピリピリしたようですが、結局は何事も起こらず平穏な航海となりました。

氷川丸はその後激動の時代を生き抜いていくのですがその辺りにもこれからじっくりと迫ってみたいと思います。
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Category : [特集]日本郵船氷川丸 / Posted by : 雅也 2012.11.03 Saturday 21:14 


氷川丸憧憬の旅路4 一等食堂


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食堂へ行きましょう。

扉が開いているので入っていきます。





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このキャビネット、引き出しを開けたら当時のカホリ?がして倒れそうになりましたww





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航海中はこちらで豪華なディナーをいただいていたんでしょうね。

氷川丸の食事は大変に美味しいと評判だったようです。





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一等食堂の隣には一等児童室というのがあって、食事中はこちらにお子様を預けて大人だけでディナーを楽しむことができました。

天井の絵がムーディーで昭和初期を感じさせます。
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Category : [特集]日本郵船氷川丸 / Posted by : 雅也 2012.11.10 Saturday 17:35 


氷川丸憧憬の旅路5 一等社交室


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タイタニックのあのシーンに出てくるような階段。

客船にはこういう豪華な階段ってあるんですね。

タイタニックに比べるとだいぶ質素ですが・・。

タイタニックは豪華客船、氷川丸は貨客船なのでその差はありますよね。

※タイタニックの就役は1912年4月10日(5日後に沈没)、氷川丸は1930年5月13日です。





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やはり映画タイタニックに出てくるのと比べてしまうと地味な社交室です。





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でもその地味さ、無骨さがオタク要素を持ち合わせている人間からするとさらに魅力的なわけです。

例えるならカシオペアのA寝台よりもあけぼののA寝台の方がム−ディーで魅力的・・、みたいなかんじでしょうか。


青い客車の夜行列車も今調べましたらあけぼの・北斗星の2列車しか残っていないんですね・・。

かつては夜行列車が数分おきに出発していてスーパームーディーだった上野駅地上ホームも青い夜行客車列車が見られなくなるのは時間の問題のようです・・。

ムーディーなものが減ることは残念なことです。

話がそれましたw 申し訳ありません。



それではまた来週w
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Category : [特集]日本郵船氷川丸 / Posted by : 雅也 2012.11.17 Saturday 17:24 


氷川丸憧憬の旅路6 一等喫煙室

 
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紳士たちが煙草の煙をくゆらせながら語らう場所、一等喫煙室です。

夜の太平洋の真ん中で船の揺れに身を任せてウヰスキーのグラスを傾ける・・・。

超ムーディーですw





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ツヤツヤの柱の中心に据付られたこの時計・・、





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バス時計じゃないですか。

バス時計のルーツは船舶時計(船舶使用のタフさがバスでも採用された)ということだったので、納得です。

でも昭和初期にすでに使用されていたとは・・。

時計ひとつとっても時代があるんですねえ。



ちなみに現在でもセイコーからバス時計が発売されています。

電波で自動修正する現代になにも設計の古い時計を買わなくても・・と思いますが、わたくしは買ってしまいましたねw http://masayaxp.com/?eid=1773





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SHIP'S BAR。

GE・KI・SHI・BUです。

(つづく)
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Category : [特集]日本郵船氷川丸 / Posted by : 雅也 2012.11.24 Saturday 22:21 


氷川丸憧憬の旅路7 プロムナードデッキ

 氷川丸の連載も第7回となりました。

今回はプロムナードデッキヘ出ます。





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この窓からもシアトルの港が映っていたんですね・・。





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風雨に耐えてきた扉です。

何かががつがつ当たった跡がありますが、嵐の時にデッキにあったイスとかが当たったんでしょうか。





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船の前方、操舵室の下へ回ってみると船舶番号、総トン数、純トン数が記載されているプレートがありました。

漢字表記がムーディーです。





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汽笛が鳴って出航・・。

海と空は当時と変わってないでしょうね。

ムーディーですw





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窓のふちは木枠になっています。

氷川丸は昭和初期製造、戦前の船舶ですもんね。





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白い筒に赤く塗られた顔・・。

これは・・何でしょうか・・。

スピーカー?謎です。





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これ、航行灯・・あれです、ヒコーキで言う航法灯(NAVIGATION LIGHT)、左赤、右緑のあの灯りです☆

渋い!





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秋の空と煙突

(つづく)
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Category : [特集]日本郵船氷川丸 / Posted by : 雅也 2012.12.01 Saturday 22:09 


氷川丸憧憬の旅路8 船長室


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操舵室のすぐ下にある船長室です。

「船長は部屋に入ると鏡の前に帽子を置いて机に航海図を広げた」的な。





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ここにもやはりバス時計が。

こんなムーディーなバス時計ははじめて見た。

字体といい針といい最高。
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Category : [特集]日本郵船氷川丸 / Posted by : 雅也 2012.12.16 Sunday 09:53 


氷川丸憧憬の旅路9 コクリコ坂〜デッキ〜無線室

 船長室を出て再び船の外を歩きます。



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鉄と木とガラスと曲線のレトロな船体





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先日「コクリコ坂から」を見ていてそのワンシーン、新橋で理事長に直訴した帰り桜木町まで(終点)の京浜東北線を降りた後、山下公園を歩くシーンがありました。

その場面をを見ていましたらなんとこの氷川丸、すでに係留されている姿が映っておりました。(アニメですが。)





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調べてみますとコクリコ坂からの舞台は東京オリンピックを控えた1963年の横浜。

氷川丸が航路から退役して山下公園に係留されたのが1961年(昭和36年)。

ピタリと当てはまりました。

しかし歴史のある氷川丸、この場所に係留されてからもすでに驚くほど長い年月が経っています。





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もうひとつ興味のあるお話。

氷川丸のデッキ材はあの高級木材、チーク材が使われていてその厚さはなんと6.5cm。

レンガの厚みくらいですか・・。

とても頑強に作られています。





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煙突に塗られた白と赤のラインは日本郵船の意匠です。

後方、ホテルニューグランドの看板は海から見て正面に見えるようになっています。

そういう歴史的にムーディーな部分、最高です。





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長い歴史の中でさまざまな港を映してきた窓・・。





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レトロで大型な無線機。

ムーディーです。

それでは次回操舵室へ向かいます。
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Category : [特集]日本郵船氷川丸 / Posted by : 雅也 2013.01.27 Sunday 11:31 


氷川丸憧憬の旅路10 操舵室

 氷川丸、第10回目は操舵室です。

昭和5年建造の船なのでかなりアナログテイストなのがたまりません。


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PORT、STARBというのは左舷、右舷なのでこれは・・なんでしょう。

船体を左右に寄せる時に使うのでしょうか。

ムーディーです。





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上部BOXにはコクリコ坂にも出てきた信号旗が





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水密扉閉鎖器。

メカニカルな部分が露出していて生生しいです。





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navigation rightの表示板

左赤、右緑の航法灯と一緒のあのライトの表示板です。

萌えます。





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エンジン出力操作器ですかね。

ゴツイです。

全速前進〜。





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操舵室から見る船首。

ロマンです。





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伝声管て・・。

こんなのラピュタでしか見たことありません。





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汽笛。

雨に煙る桟橋・・・汽笛・・・出港の合図・・・飛び交うテープ・・。

やばいです。





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出港!


嗚呼・・。


操舵室にはロマンが凝縮されていてメロメロになりました。
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Category : [特集]日本郵船氷川丸 / Posted by : 雅也 2013.03.31 Sunday 09:50 


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